「救われた命」ある俳優のストーリー
- Gabby
- 9月4日
- 読了時間: 2分
ハリウッド映画「ターミネーター」でヒーロー役を演じた俳優・監督、マイケル・ビーン。これは、彼とノアの間に起きた、命をめぐる実話です。
ある日、マイケルが中国で映画を撮影することになりました。
そしてノアにこう言ったのです。
「中国なら日本からも近いだろう?セッションしに中国に来てくれないかな?俺だけじゃなく他の人も見てほしいから」
アメリカに行くよりは近いとはいえ、いろいろ準備や手配が必要。でも、ノアはマイケルの頼みを快く受け、私たちは中国・広州の撮影現場へと向かいました。
マイケルのセッションが始まると、ノアはすぐにマイケルの心臓に深刻な問題があることがわかりました。ノアはわかりやすいように絵を描きながら、こう伝えました。
「マイケル、君の心臓には二つ問題がある。一つは、右心房と左心房を分ける壁(心房中核)に穴が空いていること。これは生まれつきのものだ。もう一つは、左心房の僧帽弁(血流の逆流を防ぐ弁)がちぎれて、役割を果たしていないこと。このままアクションを続ければ、心筋梗塞で命を落とす可能性がある。だから、すぐに病院に行きなさい」
しかしマイケルは、笑みを浮かべてこう答えました。
「いや、大丈夫だよ。体調にも問題ないし、心配いらないよ」
彼はノアの忠告を受け入れませんでした。
撮影を終えたマイケルはアメリカへ帰国。
半年後、再び映画撮影で滞在していたテキサスで、突然、体調が悪化しました。
その瞬間、ふと中国でのノアの言葉を思い出しました。慌てて病院に行くと、診断はまさにノアの指摘通り。すでに心筋梗塞を起こしていたのです。
世界的に有名なヒューストン・メディカルセンターで、17時間にも及ぶ大手術が行われました。マイケルの胸にはペースメーカーが埋め込まれ、彼は命をつなぎ止めることができたのです。
一命をとりとめたマイケルは、中国で言われたことを信じなかったことをノアに謝罪して、その後、来日する旅に必ずノアのもとを訪れるようになりました。
彼はノアのことを「命の恩人」だと言います。
同じようなことは、私たちの日常でもあることですね。ちょっとした体の声に気づくことが命を守るきっかけになるのかもしれません。

















































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