時空を超えた御曹司の挫折のカルマ
- Gabby
- 2024年1月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年12月25日
四国で歯科医師として活躍する秋山さんが、セッションに訪れました。
真面目で明るく、優しさが滲み出る秋山さんは、地域でも評判の良い歯科医師なのでしょう。
一見、何の問題もなさそうに見える彼ですが、最初のセッションでノアは秋山さんの前世における『カルマ』と向き合うことになった。
秋山さんが抱えていたカルマ。それは「予期せぬ挫折」というものだった。
ノアが浄化のプロセスを進める中で、秋山さんの前世の記憶が浮かび上がってきた。
冷たい風が吹きすさぶニューヨークの夜。
煌めく夜景を望む高級ホテルの屋上に、前世の秋山さんが立っています。
そのホテルは彼の一族が所有するもので、秋山さんは家族から大きな期待を寄せられた御曹司・後継者だった。
一族は政界とも深く結びつき、彼自身も政治家になることを目指していた。しかし、ある過去の出来事が彼の運命を一変させてしまう。
かつて、彼は事故を起こし、相手が亡くなるという悲劇があった。
その事実を隠蔽したことが発覚し、スキャンダルが暴露され、政治家への道は閉ざされた。
隠された真実が足をすくい、彼は挫折を経験することになった。
この「挫折のカルマ」は今世にも引き継がれ、再び秋山さんの人生に影を落とした。
現世における秋山さんの挫折の物語:
尊敬する祖父が某国立大学の教授であったことから、秋山さんもその大学を目指し勉強に励んでいた。ところが・・・
ある日、親睦を兼ねた遠足の帰り道、銀行勤めの父親から、「体調が悪い」と連絡が入る。
父親は「原付で帰るのは不安だから迎えに来てほしい」と秋山さんに頼んだ。母親が迎えに行くことになり、「お父さんの原付、乗って帰ってくる?」という母親の言葉に秋山さんは快諾する。しかし、ヘルメットが見当たらず、当時中学生だった弟の自転車用のヘルメットを手に取った。出発前、父親が「あごひもを結ばないと危ない」と」注意し、しっかりと固定してくれた。
それが彼の命を救うことになるとは、その時、誰も思わなかった。
駅近くの交差点で、右折してきた対向車に激突され、秋井山さんは数メートル飛ばされた。
右足の大腿骨と脛骨を骨折する大事故ーもしあごひもが結ばれていなければ、彼は今、ここにいなかったかもしれない。
数ヶ月の入院とリハビリを経て、留年は免れたものの、目指していた国立大学への道は断たれてしまった。代わりに、医学部に進学していた従兄弟の勧めで歯学部への進路変更を決断した。
こうして秋山さんは、前世と同じように「事故」という形で挫折を経験してしまった。
カルマのエネルギーは時空を超え、同じような出来事を引き寄せるーこれが宇宙の法則だ。
ノアは秋山さんのカルマを解消した。
次の人生では、もう同じ挫折が影を落とすことのないように。
ちなみに、秋山さんは今世でも政治に深い関心がある、前世でもそうであったように。

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