古代エジプトの呪いを超えて:新しい人生の扉
- Gabby
- 2018年3月11日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年12月18日
今朝のセッションに現れたのは、映画やテレビ業界でメイクアップアーティストとして活躍するトレーシー。ブラウンの髪と瞳を持ち、ジーンズ姿の彼女は、10年ほど前にドイツからアメリカに移住してきた。夢はアメリカでメイクアップアーティストとして成功すること。その勘の良さが彼女の武器でもある。
トレーシーを見つめたノアが最初に感じ取ったのは、彼女の顔から溢れる「目覚めた意識」。
「目がちゃんと開いている。霊的に目覚めている証拠だよ」
トレーシー自身は霊的かどうかはわからないと話すが、彼女の勘の鋭さはその力を裏付けている。ただし、彼女の左側には暗いエネルギーが漂っていた。
「これは人間関係にまつわるものだね。多くの人に触れる仕事柄、ネガティブなエネルギーが溜まってしまっている」
ノアはそのエネルギーを丁寧に浄化していった。
次に、ノアはトレーシーの頭上に漂う集合意識のエネルギーに気づく。
「何かのグループに所属している?」
「毎週ヨガのグループに参加しています」と、トレーシーは答えた。
ノアは説明する。
「ヨガそのものが悪いわけではない。ただ、グループで瞑想すると、参加者全員のネガティブなエネルギーが循環してしまう」
トレーシーは納得した様子で言った。
「たしかに、ヨガに行くと逆に頭痛やイライラを感じることが多かったのです」
その集合意識のエネルギーも浄化され、彼女の体と心は徐々に軽くなっていった。
ノアが次に、トレーシーの胸に「大きな目」が見えた。
「これは呪いのエネルギーだよ。胸に痛みや詰まりを感じたことはない?」
トレーシーは答える。「深呼吸をすると苦しくて、何か詰まっている感じがずっとありました」と。
ノアはその呪いのエネルギーに集中して、原因を見つけて、説明した。
「ミイラが見えて、一面クモの巣におおわれている。君は前世で男性で考古学者だった。エジプトで発掘の仕事を研究に関わっていて、エジプト王の墓を発掘した。しかし、その墓には呪いがかかっていた。その墓を発掘したために君はその呪いを受けてしまった。古代エジプトでは王がなくなり埋葬するとき、墓泥棒に侵入されないように神官たちが呪いをかける。墓泥棒が呪いのかかった墓に触れると、その呪いが泥棒にかかる、という具合だ。発掘した後、君は毎晩のように悪夢にうなされ、常に強い恐怖が自分の中に居座り、ビクビク怯える日々が続いた。世間では、世紀の発見ともてはやされ英雄扱いされるようになったが、侵入してはならないものを侵して呪われてしまったことに気づいて、後悔するようになっていった。しかも仲間達の間に、次々と不可解な不幸な出来事が起こっていた。発掘後は、皆それぞれの人生に戻っていったが、24人のメンバーは例外なく悪夢と恐怖に取り憑かれ、相次いで不審な死を遂げていた。最後に自分一人が生き残っていると聞くに及んで、君は神に救いを求めて、地中海にある修道院の奥深くにこもって一生を終えた」
ノアは長い時間をかけ、その強い呪いを浄化した。最後に愛のエネルギーが呪いを完全に解かし去った。
セッションが終わると、トレーシーは驚いた顔でこう言った。
「胸が楽になって深呼吸しやすくなりました。すごく軽くなりました」
しばらくしてトレーシーから報告があった。
「セッションで自分が考古学者だったことは驚きでしたが、私は小さい頃からエジプトに興味があり行ってみたいと思っていました。前世でエジプトの歴史を解明したいという思いがあったから、そこに行きたいと今でも思うのでしょうか。今は呼吸がとても楽になって胸の詰まりも全く感じません。ヨガのことですが、今は違うヨガのクラスに行っています。今まで行っていたクラスでは不快なことがあってやめました。今の新しいクラスでは楽しくやっています。仕事も順調で周りの人間関係も前より良くなりました。本当にありがとうございました」
トレーシーが変化した。
呪いが解けて彼女の波長が変わったので、引き寄せるものや人も変化してきたのだろう。
新しい出会い、新しい人生がこれから開けていく、本当によかった!

















































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