岐路に立ったとき光の道を選ぶ!
- 2018年8月8日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年12月24日
朝一番、セッションを受けに現れたマイケルは、会った瞬間こちらまで明るい機敏にさせるほどの眩しい笑顔を持った男性だった。鍛え上げられた体は美しく、堂々とした姿が印象的だ。
彼がノアのセッションを受けるきっかけは、元妻ミンディの紹介だった。ミンディはハワイ出身の日系アメリカ人で、ロサンゼルスでモデルや女優として活躍し、ビューティーコンテストでも優勝するほどの美しい女性だ。彼女自身、ノアのセッションを2回受けて心が軽くなったことで、「元夫にも受けてほしい」とマイケルを紹介したのだった。
ノアはマイケルに語りかけた。
「君は小さい頃から、いつも自分を他の子たちを比べていたでしょう?自分を責めて、どうせ自分なんかダメだと思っていた。そのせいで心にたくさんの傷が残っている」
マイケルは素直に頷いた。
「その通りです。勉強が苦手で、学校では常に劣等感を感じていました。周りと比べて自分はできない、ダメなんだと思い込んでいたのです」
ノアは穏やかに続ける。
「君は君で素晴らしいのだよ。学校では比較を教えるから、比較されがちだけれど、個性は人それぞれ違う。君には歌や芸術の才能があるね」
その瞬間、マイケルの表情が一気に明るくなった。
「実は私、歌う仕事をしています。歌っている時が一番楽しいのです」
ノアはさらに続けた。
「君の家系には強い呪いがかかっている。祖先の一人が暗いことをしてしまい、その影響が数世代に渡って続いている。そのせいで、君も人生の節々で苦しい思いをしてきた」
「家系のことなど、両親や祖父母までしか考えたことありません。それがどうして今の自分に影響するのでしょうか?」
ノアは説明する。
「私たちはDNAだけでなく、祖先たちの生き方や精神的エネルギーも受け継いでいる。君はアフリカ系アメリカ人だから家系の歴史も深い。その中で受け継がれた暗いエネルギーが、人生で物事がうまくいかない原因となっているんだよ」
マイケルは小さい頃のつらい思い出を語り始めた。
「中学生のとき、何もしていないのに人の物盗んだと疑われ、ひどく傷つきました。さらに事故に巻き込まれたときも、なぜか私が責任を負わされて・・・やはり家系の因縁が関係していたのですね」
涙ぐむマイケルに、ノアは静かに語りかけた。
「このエネルギーを浄化しないと、次の世代にも影響が出てしまう。それを取り除いていこう」
浄化が終わると、ノアはマイケルにこう伝えた。
「いま、君には2つの仕事のチャンスが来ているね。ひとつは明るく光り輝いているけれど、もうひとつは人の思惑が絡んでいて暗いエネルギーが見える」
驚くマイケルが言った。
「そうです、2つの道があります。ひとつはニューヨークのブロードウェイで活躍する道。もうひとつはロサンゼルスに残り、歌と演技の仕事を続けることです」
ノアはアドバイスをする。
「大切なのは自分の心の声を聞くこと。頭ではなく、心で感じるんだよ。君の魂はどちらの道が正しいかちゃんと知っている」
「本当はブロードウェイに行こうと思っていたのです。でもノアのセッション後、自分の心を向き合ううちに、本当にやりたいことはここに残って歌やコメディを続けることだと気づきました。さらに、自分は人のために何ができるのかを考えるようになりました。本当に感謝しています」と。
その後、マイケルは飛躍的に活躍し、エミー賞やグラミー賞の司会を務め、映画制作にも関わるようになった。そして何より素晴らしいのは、彼が多くの小学校でボランティ活動を行い、子どもたちに歌を教え、コメディで笑顔を届けていることだ。
マイケルの選んだ道には、たしかに光があったのだ。
それは彼自身の魂が選んだ道でもあり、天もまた彼にその道を進むことを望んでいたのだろう。
私たちはときに、頭で考えすぎて、不安や迷いに陥ることがある。
アメリカには「Bring it down」という言葉がある。
これは、「頭で考えるのをやめ、心で感じなさい」という意味だ。
本当は答えは、いつでも自分の心の中にある。
それを信じることで、きっと光が見つかるだろう!














































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